こんにちは、しおりです。
今回は、たまに休憩するほうが妊娠への近道なのかもという記事です。
この記事を書いているのはこんな人
「貴重な1ヶ月を無駄にしたくない!」走り続けた1年
妊活を初めて1年。
「1日でも早く妊娠したい」という想いから、1年に12回しかないチャンスを1度も逃さないよう必死でした。
排卵日前後にタイミングを取れなくなってしまうような予定は絶対入れない!
そうやってスケジューリングしながら、走り続けてきました。
どうしてもどうしても早く妊娠したくて。
だって3ヶ月経てば季節だって変わっちゃう。
だから絶対1ヶ月も無駄にしたくなかった。
私はそうやって妊活の日々を過ごしていました。
不測の事態で不妊治療を中断
意地でも毎月の排卵のタイミングを逃したくない私が、不妊治療を中断することになりました。
2020年、COVID−19(新型コロナウイルス感染症)が世界中へ感染を広げたためです。
中国・武漢で原因不明の肺炎が発生し、厚労省が注意喚起を行ったのが2020年1月。
そして、COVID-19に感染した乗客を乗せたクルーズ船が横浜港に到着したのが2月。
私はこの頃、3回目の人工授精にチャレンジしていました。
その後、国内で初めて亡くなられた方が出たり安倍さんが急に小中高校に臨時休校を要請したりしましたが、まだあまり我が事として捉えられず危機感もほとんどありませんでした。
そして3月の中旬頃、最後と決めていた4回目の人工授精にチャレンジしました。
結果は残念ながら失敗に終わり、体外受精の準備を始めることに。
採卵に向けて注射を始める前日、志村けんさんがCOVID-19の感染により亡くなりました。
あまりにショッキングなニュースだったので「このまま採卵の準備に入っていいのかな?」と躊躇しました。
でも街にはまだたくさん人が出歩いていたし、何より1日でも若いたまごを採っておきたいという気持ちが強く予定通り翌日から刺激周期に入りました。
注射は11日間打ち続けたのですが、打ち始めて9日目の4月7日、7都道府県(東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡)に緊急事態宣言が出されました。
この頃にはお昼も夜もテレビではコロナに関するニュースばかりだったので、さすがに危機感を抱いていました。
でももう採卵に向けて走り始めていたので、途中で辞めるという選択肢は私の中にはありませんでした。
そして4/11に無事採卵を終えました。
今になって思うのは「この時期コロナに感染しなくて本当によかった」ということ。
毎日それなりに人が密集しているクリニックに通っていて、割と危険なことをしていたような気がします。
さて話は戻りますが、世の中がこんな状態になってしまった以上さすがに移植はできないだろうなと感じていました。
クリニックの先生や主人とも話し合い、しばらく治療はお休みすることに決めました。
しばらく妊活とはお別れの生活
そんなこんなで、急に妊活をしなくていい生活がやってきました。
これまでは生理が終わったらクリニックに通うスケジュールを組んだり、排卵後は食事や運動に気を使ったりと、なんだかんだで生理の週以外は妊活中心に日々を過ごしていました。
でも、これからしばらくは「全部忘れていい」
この際だからと思って、葉酸サプリを飲むのも辞めました。
コロナの影響で外出もできないし、毎日自宅で好きなことだけをして過ごしました。
たまの休みは必要なんだと実感した
妊活を意識しない生活は、自分が思っていた以上に快適なものでした。
先ほど「以前は妊活中心の日々だった」と言いましたが、そこまで気を張り詰めていたわけではなかったし、そんなに負担は感じていませんでした。
でも、やっぱりいざ休んでみるとすごく開放感があるというか・・。
自分では気づいていなかっただけで、心や身体は妊活疲れをしていたのかもしれません。
あれだけ1周期も逃したくなかった私が、休むことをこんなに満喫しているなんて不思議なものです。
妊活を中断することを勝手に怖がってたけど、たまに休みを挟むほうが心身共に回復できて妊娠しやすくなるのかもしれないと思いました。
休んだって向かっている場所は変わらないですしね。
いよいよ移植が始まります
2ヶ月のお休みを経て、今月末いよいよ移植にチャレンジします。
結果がどうなるかなんてもちろん分かりませんが、お休みの効果なのか不安は全くありません。
ダメだったらダメで仕方ないよねって、不思議と気持ちに余裕が生まれました。
いつまでこのポジティブマインドが続くのかは分かりませんが・・(笑)
まぁとにかく立ち止まることの効果を身をもって感じることができたので、また疲れたら休もうかな。
では、今回は以上です。