流産の診断を受けた後、働く女性なら誰もがこの悩みに直面すると思います。
今回の記事では、このようなお悩みを抱えている方に向けて私の体験談をお話したいと思います。
この記事を書いているのはこんな人
私は流産したことを職場に報告しました
妊娠が発覚してすぐの7週頃に上司と一部のチームメンバーに妊娠報告をしていました。
ちょっと早めの報告をしたのは、こんな理由からでした。
- 1人で担当しているプロジェクトも多く、長期案件も持っていたのでゆくゆくは引き継ぎをしなければいけない。
- 7週時点で胎嚢しか見えていなかったので、もし流産になってしまったら会社をしばらくお休みする可能性がある。
「赤ちゃんが育ってくれた」「残念ながら育たなかった」どちらの場合でも職場のフォローが必要だと思ったからです。
すでに妊娠報告をしてしまっていたため、流産したことも言わざるを得なかったという感じです。
職場へはどのように報告した?
お医者さんから進行流産の診断を受けた後、まず上司に報告しました。
そして、もともと妊娠の報告をしていた一部のチームメンバーには上司から伝えてもらうことにしました。
その他のメンバー(妊娠したことも流産したことも伝えていない人)には、休んでいた期間のことを心配して声をかけてくれた人にだけ「実は・・」と言った感じで報告するようにしていました。
上司への報告は電話で
上司には電話で報告しました。
事前に妊娠していることや流産の可能性があることを伝えていたおかげで、ササッと済ませることができました(電話の時間は2.3分)。
今思うと精神的にはだいぶ落ちていたので、職場への報告をあっさり終わらせることができたのは余計なストレスを生まずに済んで良かったと思います。
職場に流産の報告して良かったと思えたこと
職場に流産の報告をして良かったと思えたことが3つあります。
- 想像以上にみんなが優しかった
- 「実は私も経験あるの」経験者の声に救われた
- 妊娠を希望していることを知ってもらえた
想像以上にみんな優しかった
有難いことに、事実を知ったメンバーは私にとても優しく寄り添ってくれました。
先輩はすぐに「仕事のことは心配しなくていいから、身体を第一に。ゆっくり休んでね」とメールをくれたし、職場復帰した後も「身体は大丈夫?」と一声かけてくれて、それ以降はそっとしておいてくれました。
辛いとき、人の優しさに触れることが立ち直るきっかけになるということを実感しました。
「実は私も経験あるの」経験者の声に救われた
給湯室で私と2人きりの時に「実はね、私も最初の妊娠は流産だったの。時間はかかったけど、その後妊娠できたからあなたも大丈夫よ。」と声をかけてくれた先輩がいました。
40代で妊娠、流産、出産を経験された方でした。
経験者の方の話はとても説得力があります。
この先輩が流産後に妊娠・出産したことは、当時の私にとても大きな希望を与えてくれました。
今は便利な時代なので同じ経験をした人の声はネットでいくらでも集めることができるけれど、やはりリアルで交わす言葉には敵わないなと思いました。
妊娠を希望していることを知ってもらえた
妊娠を希望してるにも関わらず、1人だけのプロジェクトが多くてそれが割とプレッシャーでした。
職場復帰後は上司中心に「あの人はいつか産休に入るかもしれない」と言う意識に変わってくれたような気がしました。
私自身も以前は仕事を任されるたびに「この案件抱えてるのにもし妊娠しちゃったらどうしよう」と不安になっていましたが、流産以降は「もう分かってくれてるからいいよね」と割り切って考えられるようになりました。
まとめ
私の場合、職場のみんなの励ましが立ち直るきっかけになったと言っても過言ではないです。
職場メンバーとの関係性はプライベートでも付き合いがあるとかではないし、どちらかというとドライな方だったと思います。
でも、自分が想像していた以上にみんなに優しくしてもらえて当時は本当に助けられました。
流産だけでなく、妊活・不妊治療含め、オープンにして「秘密感」をなくすことで意外と自分の心はスッキリしますよ。