自分や家族の身体に異変が起きると何か重大な病気なんじゃないか?!とネット検索して、より体調を悪化させてしまうことをGoogle症またはサイバー心気症と言います。
みなさんご存知でしたか?
「Google症」とは
体調不良の症状をインターネットで検索して誤った自己診断をし、より体調を悪化させてしまうこと。2010年に米国のサウスタウンスター紙(電子版、現デイリー・サウスタウン)に掲載された記事中に登場する医師による造語。世界的に普及している検索エンジンGoogleの名を冠したもので、「サイバー心気症」と呼ばれることもある。
コトバンク
私は体調を悪化させるほどではありませんでしたが、心配な症状があるとすぐ検索!という悪癖があり「私は重い病気なのかも・・」と不安でたまらない時間を過ごすことがよくありました。
今思うと、当時はとても心が不健康でした。
今はもうグーグル症を克服しており、今後も悩まされることはない!と自信を持って言えます。
今回は、私がネット検索魔になったキッカケとその克服方法について記事にしたいと思います。
病気になるのが怖いよぉぉ(;ω;)と常に怯えている方の助けになれば幸いです。
私が検索魔になったキッカケ
20代の頃、会社の健康診断で受けた子宮頸がん検診で引っかかってしまいました。
それまで病気とは無縁だったので、要再検査という検査結果を見たとき震えが止まらなかったことを今でも覚えています。
当時は子宮頸がん検診が何の病気に対する検査なのかすら分かっていませんでした。
そして診断結果をネット検索すると、そこには「癌」の文字。
「え?!私・・癌になるの?!」と恐怖におののきました。
それから数年専門医の先生がいる病院に通って治療したので癌に進行する心配はなくなったのですが、この出来事がきっかけで「不安なことがあるとすぐネットで検索する」と言う悪癖がついてしまったのです。
私がGoogle症/サイバー心気症を克服した方法
日々検索魔と化す私を見かねて、主人が2つの克服方法を提案してくれました。
- 病気に関することをネット検索しない
- 不安なことをメモしておいて、1ヶ月後に振り返える
正直、こんなので克服できるわけないじゃん!と疑心はあったのですが、呆れている主人の顔を見るとNoと言えずチャレンジすることにしました。
・病気に関わることをネット検索しない
私はどちらかというと安心を求めて検索していました。
でも、ネット上に転がっている答えは不安を煽るものばかり。
ある日、主人にこう言われました。
「ネットはどんな症状でも当てはまるように書かれているんだから、検索しても意味ないよ。ネットで得た知識だけ増えていってるけど、お前はお医者さんじゃないんだから、そんな知識持ってたって無駄だよ。」
おっしゃる通りでございます😅💦って感じですよね。
これ以上家族に呆れられるのも嫌だ・・そんな思いからとりあえず1週間は病気に関することについてはネット検索しない!と心に誓いました。
とは言え癖になっているのでついつい・・なんてこともあるかも思い、対策としてトイレに「ネット検索しない!」と書いたメモを貼っておきました。
これが意外と効果的で、トイレに行くたびに目につくので「絶対検索しないぞ!」という気持ちを継続させることができました。
そして不思議なことに、1週間できれば2週間・3週間と続けることができたのです・・!
1ヶ月後には自然と検索魔から卒業できていました。
・不安なことをメモしておいて、1ヶ月後に振り返る
ネット検索をしないことと並行して、不安なことがあれば書き留めておくということをしました。
私的にはネット検索をやめることよりも、こっちの方が効果的だったように思います。
方法は簡単です。
不安なことがあれば都度メモしておいて、1ヶ月ほど経ったらそのメモを読み返すだけ
メモは、例えばこんな感じでOKです。
- ○/○、親指がジンジンする。
- 芸能人が△△という病気になっていた。いつか自分もなる可能性ある?
- ○/○、主人の口内炎がなかなか治らない。
1ヶ月ほど経ったら、メモを読み返してみてください。
当時心配していた症状はすでに治っているはずです。
それどころか「そう言えば、私こんなこと心配してたなぁ。いつの間にか忘れちゃってた。」なんてことも。
この「いつの間にか忘れちゃってた」を自覚した時に、あぁいつも無駄な心配ばかりしていたんだなということに気づきます。
大事なのは自覚できるキッカケがあることです。
メモをとって読み返すという行動をすることが、そのキッカケに繋がるので是非試してみてほしいです。
とりあえず試してみて!
今グーグル症で悩んでいるという方は、私と同じ克服方法を試してみてください。
信じられないかもしれませんが、割と即効性ありますよ。
では、今回は以上です。